カテゴリー別アーカイブ: 行事記録

第55回近世史サマーセミナー

7/16土〜7/18月に新潟県湯沢町で第55回近世史サマーセミナーが開催され、久しぶりに参加してきました。近世史サマーセミナーは院生時代は頻繁に行っており、実行委員もつとめたことがありますが、ここしばらくはまったくのご無沙汰で、最後に行ったのが2000年前後の、群馬県赤城でのサマーセミナーとなります。もう10年以上前ですね。

今回は新潟県開催ということで、早くから実行委員会から接触があり、準備段階でもお手伝いができればと考えていたのですが、思うように動けずに申しわけないことをしました。それでも旧小澤家住宅学芸員の安宅俊介さんとふたりで地元からの報告をすることが出来、最低限の責を塞ぐことはできたかなと思っています。

日中の報告と議論もさることながら、夜が濃いサマーセミナーの伝統は健在で、久しぶりに会う方やはじめての方、とりわけ若い世代の溌剌とした研究者の方々とじっくりお話をすることができ、自分の立ち位置についても改めて考えることができましたし、何より活力をいただきました。無理をしてでも行ってよかったと思います。

またこれからも参加してみましょうかねw

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(写真は巡見で訪れた三俣宿脇本陣池田家住宅)

山古志での被災史料整理・活用の取り組み

 さる6月11日(土)と12日(日)、新潟歴史資料救済ネットワーク(新潟史料ネット)と長岡市立中央図書館文書資料室が毎年共催して行っている、被災史料・災害史料の整理・活用にむけた取り組みに参加してきました。本年度は12日に予定されていた「第10回山古志の歴史を語る会」との関係で、場所を長岡市山古志地区に設定し、初日は東日本大震災に際しての避難所資料の整理作業、そして「語る会」の準備・運営という形で進めていきました。

IMG_8313 避難所資料整理はすでに何度か回数を重ねていますが、「現代史料」をどのように歴史資料化するか、という問題には常に頭を悩ませます。

 13日の「語る会」では、「山古志の古文書とその魅力〜坂牧家文書を中心に〜」と題した講演をさせていただく機会を得ました。文書がどのように地域の歴史を語るか、そしてそのような文書を地域で守り伝えることにどのような意味があるのか、を中心にお話させていだきました。講演の後の展示説明会では、何人かの地元の方とお話をすることが出来、大変に有意義な時間を過ごすことが出来ました。IMG_8327

 この取り組みは細々としたものではありますが、継続していくことにこそ意味があると信じ、途切れないよう続けていきたいと思っています。

 

 

20160612山古志の歴史を語る会チラシ

長岡市避難所資料整理

去る7月14日(日)、新潟歴史資料救済ネットワークと長岡市立中央図書館文書資料室が共催する、避難所資料の整理作業に参加してきました。これは東日本大震災で避難してきた方々に長岡市が提供した避難所の資料について、目録作成等の作業をおこなうもので、昨年度が第1回目、今年度が第2回目となります。昨年度の整理作業の成果については、既に矢田俊文・長岡市立中央図書館文書資料室編『震災避難所の史料 新潟県中越地震・東日本大震災』(新潟大学災害・復興科学研究所危機管理・災害復興分野、2013年3月)でも紹介されています。

避難所で授受作成された文書や掲示物など、震災という非常時に際して作成された膨大な史資料の保存や活用の重要性は、阪神淡路大震災の頃よりつとに論じられてきたことですが、新潟県内においては、長岡市立中央図書館文書資料室が、2004年の7.13水害と中越大震災、そして2007年の中越沖地震という、相次ぐ災害を経験する中で、精力的な保存整理活動を行い、すでにその成果は「災害アーカイブズ」として公開されているところです。そのような経験の下敷きがあってこそ、今回の大震災、とくに原発事故という未曾有の状況の中で、隣県新潟県への避難を余儀なくされた福島県の皆さんを受け入れた経験を、後世にきちんと伝えるための、この事業が企画されたといえます。

当日は新潟大学学生を初めとするボランティア計25名で作業を行いました。今回の史料は、介護等を要する方とその家族を受け入れた「福祉避難所」のもの避難所資料整理風景で、そうした施設ならではの内容もあり、当時の緊張が伝わってきます。当時避難所のスタッフとして担当された市職員の方にも参加していただき、お話をうかがいながらの作業でしたが、そうした中で、現代史史料一般のあり方にも考えが及び、非常に貴重な経験が出来たかと思っています。

五十嵐・内野周辺巡見

少し前になってしまいましたが、去る6/15土曜日に、副専攻「地域学」の授業のひとつ「地域学実習」の一環で、新潟大学周辺の、五十嵐・内野周辺地区の歴史的景観等を訪ねる巡見を実施しました。毎年行なっている授業ですが、その年の参加学生が訪問先やルート構成などを決めるので(この企画自体が授業の一環です)、少しずつ内容が異なっていたりします。今年度は五十嵐2の町の若宮神社からスタートし、内野町の内野大神宮(上・下)、静田神社、西川水路橋、農民義勇碑(清徳寺)等を見学しましたが、途中「鶴の友」の醸造元、樋木酒造さんも訪問しました。

樋木酒造樋木酒造さんにはこれまでにも何度かおじゃましているのですが、毎回樋木尚一郎社長から熱のこもったお話をうかがいます。そして今回、蔵の内部も見学させていただくことができました。明治期に作られた蔵の内部はなにかとても張り詰めた空気の空間に感じられました。そしてこれを大きくすることは決してせず、このままのサイズで酒造りを続けるという樋木社長のこだわりを、まさにその蔵のなかでうかがうことができ、あらためて深く受け止めることができたように思います。

なお、樋木尚一郎社長から、樋木さんが作成にかかわられたという下記図書をご恵贈いただきました。ありがとうございました。最初の早川氏の本では、まさに樋木社長の酒造りの理念が紹介されています。

  • 早川和宏『世界でいちばん楽しい会社 夢を追う12の起業家たち』三和書籍、2012年10月
  • 佐藤荘威『時の流れに〜昭和から平成へ〜佐藤荘威写真集』2012年7月

 

新入生歓迎イベント

lecture さる4月23日、人文学部歴史・考古・地理・民俗・芸能論ゼミ合同の新入生歓迎イベントが開催されました。毎年この時期に行われている恒例の行事です。
 まず14:40からは新装なった付属図書館ライブラリー・ホールにおいて、歓迎講演会が開催されました。本年は日本古代史が専門の中林隆之先生が、「古代国家・文化の形成と仏教-越後を事例に-」と題して講演をしてくださいました。
 また、18:30からは生協第一食堂において、歓迎コンパが行われました。いずれも大盛況で、今後さらに歴史系のゼミが盛り上がることを期待したいと思います。