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『災害・復興と資料』第10号、『佐渡・越後文化交流史研究』第18号の刊行

年度末に刊行された下記のふたつの雑誌に、拙稿が掲載されましたので紹介いたします。

『災害・復興と資料』第10号、2018.3.28 新潟大学災害・復興科学研究所社会安全システム研究部門

 片桐明彦「名桜関東地震と年代記―『鎌倉大日記』と勝山記』―」
 原 直史「新潟町における天保4年庄内沖地震津波の被害と情報」
 堀 健彦・小野映介「1833年庄内沖地震による輪島の津波被害の地域的差異と微地形」
 齋藤瑞穂・山岸洋一・竹之内耕・パレオ・ラボANS年代測定グループ「長野県北安曇郡小谷村北小谷下寺試掘調査報告―正徳4年(1714)信濃小谷地震の考古学的研究―」
 小野映介・佐藤善輝「1498年明応東海地震による安濃津の被災状況の解明に向けた基礎的地質資料」
 西尾和美「文禄五年閏七月地震とその被害」
 矢田俊文「史料から見た一七一〇伯耆・美作地震と一七一一伯耆・美作地震」
 原田和彦「新潟市新津図書館の善光寺地震史料について」

『佐渡・越後文化交流史研究』第18号、2018.3 新潟大学大学院現代社会文化研究科・新潟大学人文学部プロジェクト佐渡・越後の文化交流史研究

 芳井研一「八海自由大学と地域文化水脈」
 中澤資裕「郷土芸能「うしろ面」の系譜と由緒」
 堀 健彦「新潟町の変遷の語りを読み解く―東北大学附属図書館所蔵『越後国往古絵図』に注目して」
 横木 剛・原 直史「史料紹介 東京大学史料編纂所架蔵『鈴木文書』について」

前者は新潟市新津図書館所蔵の小泉蒼軒関係資料中の絵図を分析した成果、後者は博士後期課程在籍中の横木氏とともに新潟町の廻船問屋小川屋鈴木家の文書を読み解いた成果です。

みなとまち新潟の社会史

また1年放置してしまいました。まことに申し訳ない限りです。

今回は去る3月に私も執筆に加わって刊行した書籍の紹介をさせていただきます。

みなとまち新潟の社会史表紙

この書籍は、新潟都市圏大学連合(新潟市周辺の公立・私立大学の連合)と新潟大学とが共同で企画したもので、大学での地域学修の教材になりうるものというコンセプトで編集されたものです。このうち私は第2講「日本海域の流通と新潟湊」、第3講「近世新潟湊の人びとと文化」、およびコラム「下条船にみる川舟の世界」、コラム「新潟明和騒動と義民顕彰」を執筆させていただきました。私の執筆部分はともかく、古代から現代までのみなとまち新潟を見通す魅力ある一冊に仕上がっていると思います。是非ご覧いただきご意見等いただけましたら幸いです。

なお大変にお恥ずかしい次第ですが、私の執筆部分のうちの明和騒動のコラムに下記の誤記があります。

 p66 左段 1行目 誤 1767(明和5)年  正 1768(明和5)年
 
同 右段 12行目 誤 1769825日  正 1770825

和暦で元原稿を書いていて、西暦メインに直したときにうっかりミスをしたまま、校正時にも見落としていたものです。本当にお恥ずかしい限りです。

受贈雑誌2017.4.20

また長く更新が滞りました。この間多くの図書・雑誌・抜き刷り等お贈りいただいておりますが、おいおいご紹介していければと思っております。本日は直近のものとして以下の雑誌をご紹介します。

『郷土新潟』57号2016.3.31 新潟郷土史研究会
 掲載論文執筆者の菅瀬亮司様より

ありがとうございました。新潟の歴史研究雑誌ですので以下に本号の掲載論文等一覧を紹介します。

 菅瀬亮司「近世新潟町廻船問屋津軽屋次郎左衛門家覚書」
 亀井功「幻の「良寛日記」と『北越雑記』誕生のなぞ -河間村長沼家と『越後輿地全図の関係-』」
 青柳正俊「なぜ新潟には外国人居留地がなかったか」
 藤塚明「信濃川堤防改築と鳥屋野地区(下)」
 神田勝郎「横越の焼山へ墜落したB-29(下) -少年が見た70年前の大事件-」
 石橋正夫「関屋神明宮に奉納された和歌額」
 鰐淵好輝「古代新潟の寺院」
 齋藤倫示「長谷川雪旦『北国一覧寫』越後路を旅して」
 伊藤雅一「伊藤家『諸日記帳』(四)」
 菅瀬亮司「西蒲区河村家文書の整理と目録作成」

越佐歴史資料調査会冬季調査のお知らせ

越佐歴史資料調査会では、2/25(土)〜26(日)の2日間、上越市頸城区において冬の史料調査合宿を行います。昨年から始まった、高田藩大肝煎家の膨大な史料群との格闘です。興味がある方は、ぜひ下記をご参照ください。

越佐歴史資料調査会:2017年冬、上越市頸城区手島布施家文書史料調査の実施について

越佐歴史資料調査会夏期調査のお知らせ

越佐歴史資料調査会では、8/20(土)〜22(月)の3日間、上越市頸城区において夏の史料調査合宿を行います。昨年から始まった、高田藩大肝煎家の膨大な史料群との格闘です。興味がある方は、ぜひ下記をご参照ください。

越佐歴史資料調査会:2016年夏、上越市頸城区手島布施家文書史料調査の実施について

第55回近世史サマーセミナー

7/16土〜7/18月に新潟県湯沢町で第55回近世史サマーセミナーが開催され、久しぶりに参加してきました。近世史サマーセミナーは院生時代は頻繁に行っており、実行委員もつとめたことがありますが、ここしばらくはまったくのご無沙汰で、最後に行ったのが2000年前後の、群馬県赤城でのサマーセミナーとなります。もう10年以上前ですね。

今回は新潟県開催ということで、早くから実行委員会から接触があり、準備段階でもお手伝いができればと考えていたのですが、思うように動けずに申しわけないことをしました。それでも旧小澤家住宅学芸員の安宅俊介さんとふたりで地元からの報告をすることが出来、最低限の責を塞ぐことはできたかなと思っています。

日中の報告と議論もさることながら、夜が濃いサマーセミナーの伝統は健在で、久しぶりに会う方やはじめての方、とりわけ若い世代の溌剌とした研究者の方々とじっくりお話をすることができ、自分の立ち位置についても改めて考えることができましたし、何より活力をいただきました。無理をしてでも行ってよかったと思います。

またこれからも参加してみましょうかねw

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(写真は巡見で訪れた三俣宿脇本陣池田家住宅)

山古志での被災史料整理・活用の取り組み

 さる6月11日(土)と12日(日)、新潟歴史資料救済ネットワーク(新潟史料ネット)と長岡市立中央図書館文書資料室が毎年共催して行っている、被災史料・災害史料の整理・活用にむけた取り組みに参加してきました。本年度は12日に予定されていた「第10回山古志の歴史を語る会」との関係で、場所を長岡市山古志地区に設定し、初日は東日本大震災に際しての避難所資料の整理作業、そして「語る会」の準備・運営という形で進めていきました。

IMG_8313 避難所資料整理はすでに何度か回数を重ねていますが、「現代史料」をどのように歴史資料化するか、という問題には常に頭を悩ませます。

 13日の「語る会」では、「山古志の古文書とその魅力〜坂牧家文書を中心に〜」と題した講演をさせていただく機会を得ました。文書がどのように地域の歴史を語るか、そしてそのような文書を地域で守り伝えることにどのような意味があるのか、を中心にお話させていだきました。講演の後の展示説明会では、何人かの地元の方とお話をすることが出来、大変に有意義な時間を過ごすことが出来ました。IMG_8327

 この取り組みは細々としたものではありますが、継続していくことにこそ意味があると信じ、途切れないよう続けていきたいと思っています。

 

 

20160612山古志の歴史を語る会チラシ

受贈図書・雑誌2016.5.26

この間以下の図書・雑誌・論文抜刷などをご恵贈いただきました。ありがとうございました。

『千葉いまむかし』No29 2016.3.31 千葉市教育委員会
 発行元の千葉市教育委員会より

『和泉市史紀要第23集 第四回地域史惣寄合報告集 地域の全体史と現代』 2016.3 和泉市教育委員会
 発行元の和泉市教育委員会より

白川部達夫「大坂干鰯問屋近江屋市兵衛の経営(三)」『東洋大学文学部紀要』第69輯史学科篇第41号抜刷 2016.2
白川部達夫「一九世紀前半の肥料商と地域市場」『東洋学研究』第53号抜刷 2016.3
 執筆者の白川部達夫さんより

部落問題研究所編『身分的周縁と部落問題の地域史的研究』部落問題研究所 2016.3.30 
 編者・執筆者の町田哲・塚田孝・森下徹各氏より

拙稿の誤植について

先日紹介しました下記拙稿に誤植があることが判明しました。校正時の見おとしでお恥ずかしい限りです。お詫びして訂正いたします。

原 直史「文政期新潟・沼垂掛積争論からみる地域海運秩序」『資料学研究』13号、2016年3月

p4、10行目 ×「二十町ほどの」 → ○「十町ほどの」

新潟日報夕刊でご紹介いただきました

昨年より地域貢献の一環として、地元の新潟日報カルチャースクールにて古文書講座の講師を行っているのですが、先日4月21日付け新潟日報夕刊でその様子をご紹介いただきました。その內容は下記リンク先より参照できます。

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)『古文書講座(入門編)』・原直史さん

「江戸時代以降の古文書は、いまも各地に残っています。地域の宝を守るためにも、多くの人に古文書に関心を持ってもらいたいですね」と語った。

このメッセージがが記者さんにちゃんと伝わって良かったと思います。