第1回新発田藩研究会の開催

以前より当サイトでも案内をしていました新発田藩研究会が、7/7に開催されました。当日は雨天にもかかわらず、遠方からのご参加も含め12名が参加し、それなりに充実した会となったのではないかと思っております。当日の報告題目は下記の通りでした。

  • 浅倉有子氏「溝口家の近世・近代の文書・絵図目録」
  • 岩本篤志氏「新発田藩溝口家蔵書目録小考」
  • 原直史「新発田藩領における地域運営体制をめぐる諸論点―安宅俊介氏の近業に学ぶ―」

私の報告は事前の案内とはやや異なり、安宅俊介氏の論文「新発田藩領における地域的入用「万雑」の構造」(『新潟市歴史博物館研究紀要』8、2012年3月)を取り上げて紹介しつつ、万雑や組・村行政をめぐる諸論点を展望したものです。安宅氏の当該論文は、1980年代以降久留島浩氏や志村洋氏などにリードされて深められてきた地域的入用・地域運営体制研究の流れに、新発田藩領の万雑を位置づけた画期的な成果で、今後の地域におけるこうした分野の研究の基礎となるべき重要なものではないかと考えます。

次回研究会は秋以降、年度内にあと1ないし2回開催できればと考えています。具体的な日程等が決まり次第当サイトでもご案内します。