越佐近世史論文紹介1

これから少しずつ近世越後・佐渡に関する論文の紹介をしていこうと思います。目についた都度ランダムに取り上げますので、テーマ等バラバラですし、なかには必ずしも最新の研究成果ではないものも含むかと思いますが、ご了承ください。

武部愛子「寺院領主と地域社会―一行院不帰依一件をめぐって」(塚田孝・吉田伸之編『身分的周縁と地域社会』山川出版社、2013年3月)

本論文は、現長岡市西蔵王の安禅寺における寺領支配をめぐる一件から、近世一山寺院の寺領―地域社会のあり方を描き出そうとしたものです。武部さんはこれまでにも、安禅寺を素材として以下のような論文を発表しています。

武部愛子「近世寺院領の存立構造―越後国蔵王権現別当安禅寺を素材として」(都市史研究会『年報都市史研究14 都市の権力と社会=空間』山川出版社、2006年11月)

武部愛子「長岡と蔵王」(吉田伸之・伊藤毅編『伝統都市2 権力とヘゲモニー』東京大学出版会、2010年5月)