越佐歴史資料調査会夏期調査のお知らせ

越佐歴史資料調査会では、8/20(土)〜22(月)の3日間、上越市頸城区において夏の史料調査合宿を行います。昨年から始まった、高田藩大肝煎家の膨大な史料群との格闘です。興味がある方は、ぜひ下記をご参照ください。

越佐歴史資料調査会:2016年夏、上越市頸城区手島布施家文書史料調査の実施について

第55回近世史サマーセミナー

7/16土〜7/18月に新潟県湯沢町で第55回近世史サマーセミナーが開催され、久しぶりに参加してきました。近世史サマーセミナーは院生時代は頻繁に行っており、実行委員もつとめたことがありますが、ここしばらくはまったくのご無沙汰で、最後に行ったのが2000年前後の、群馬県赤城でのサマーセミナーとなります。もう10年以上前ですね。

今回は新潟県開催ということで、早くから実行委員会から接触があり、準備段階でもお手伝いができればと考えていたのですが、思うように動けずに申しわけないことをしました。それでも旧小澤家住宅学芸員の安宅俊介さんとふたりで地元からの報告をすることが出来、最低限の責を塞ぐことはできたかなと思っています。

日中の報告と議論もさることながら、夜が濃いサマーセミナーの伝統は健在で、久しぶりに会う方やはじめての方、とりわけ若い世代の溌剌とした研究者の方々とじっくりお話をすることができ、自分の立ち位置についても改めて考えることができましたし、何より活力をいただきました。無理をしてでも行ってよかったと思います。

またこれからも参加してみましょうかねw

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(写真は巡見で訪れた三俣宿脇本陣池田家住宅)

山古志での被災史料整理・活用の取り組み

 さる6月11日(土)と12日(日)、新潟歴史資料救済ネットワーク(新潟史料ネット)と長岡市立中央図書館文書資料室が毎年共催して行っている、被災史料・災害史料の整理・活用にむけた取り組みに参加してきました。本年度は12日に予定されていた「第10回山古志の歴史を語る会」との関係で、場所を長岡市山古志地区に設定し、初日は東日本大震災に際しての避難所資料の整理作業、そして「語る会」の準備・運営という形で進めていきました。

IMG_8313 避難所資料整理はすでに何度か回数を重ねていますが、「現代史料」をどのように歴史資料化するか、という問題には常に頭を悩ませます。

 13日の「語る会」では、「山古志の古文書とその魅力〜坂牧家文書を中心に〜」と題した講演をさせていただく機会を得ました。文書がどのように地域の歴史を語るか、そしてそのような文書を地域で守り伝えることにどのような意味があるのか、を中心にお話させていだきました。講演の後の展示説明会では、何人かの地元の方とお話をすることが出来、大変に有意義な時間を過ごすことが出来ました。IMG_8327

 この取り組みは細々としたものではありますが、継続していくことにこそ意味があると信じ、途切れないよう続けていきたいと思っています。

 

 

20160612山古志の歴史を語る会チラシ

受贈図書・雑誌2016.5.26

この間以下の図書・雑誌・論文抜刷などをご恵贈いただきました。ありがとうございました。

『千葉いまむかし』No29 2016.3.31 千葉市教育委員会
 発行元の千葉市教育委員会より

『和泉市史紀要第23集 第四回地域史惣寄合報告集 地域の全体史と現代』 2016.3 和泉市教育委員会
 発行元の和泉市教育委員会より

白川部達夫「大坂干鰯問屋近江屋市兵衛の経営(三)」『東洋大学文学部紀要』第69輯史学科篇第41号抜刷 2016.2
白川部達夫「一九世紀前半の肥料商と地域市場」『東洋学研究』第53号抜刷 2016.3
 執筆者の白川部達夫さんより

部落問題研究所編『身分的周縁と部落問題の地域史的研究』部落問題研究所 2016.3.30 
 編者・執筆者の町田哲・塚田孝・森下徹各氏より

拙稿の誤植について

先日紹介しました下記拙稿に誤植があることが判明しました。校正時の見おとしでお恥ずかしい限りです。お詫びして訂正いたします。

原 直史「文政期新潟・沼垂掛積争論からみる地域海運秩序」『資料学研究』13号、2016年3月

p4、10行目 ×「二十町ほどの」 → ○「十町ほどの」

新潟日報夕刊でご紹介いただきました

昨年より地域貢献の一環として、地元の新潟日報カルチャースクールにて古文書講座の講師を行っているのですが、先日4月21日付け新潟日報夕刊でその様子をご紹介いただきました。その內容は下記リンク先より参照できます。

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)『古文書講座(入門編)』・原直史さん

「江戸時代以降の古文書は、いまも各地に残っています。地域の宝を守るためにも、多くの人に古文書に関心を持ってもらいたいですね」と語った。

このメッセージがが記者さんにちゃんと伝わって良かったと思います。

受贈図書2016.4.28

編者のおふたかたから、下記の図書をご恵贈いただきました。

後藤雅知・吉田伸之編『古文書でよむ千葉市の今むかし 近世編』(崙書房、2016年4月)

私の近世史研究の原点がまさに千葉市域の近世史料との出会いであり、それがこのようなかたちでまとめられたことに感慨もひとしおです。ありがとうございました。

『語りによる越後小国の昔ばなし』ほか

著者である馬場(橋谷)英子先生から、『語りによる越後小国の昔ばなし』(知泉書館、2016年3月)をご恵贈いただきました。ありがとうございました。スキャン 2016-01-12 19.40

本書は新潟大学人文学部研究叢書の第13冊目として出版されたものです。地域に伝承された文化の貴重な資料であることはいうまでもなく、著者のご指導の下、大学の教育活動の一環として行われた採話の記録ということでも、価値のあるものではないでしょうか。皆様にも是非手にとっていただければと思います。

なお本日は、下記の書籍をそれぞれご恵贈いただきました。心より感謝申し上げます。

『新潟大学考古学研究室調査研究報告』15(新潟大学考古学研究室編、新潟大学人文学部発行、2015年3月)
 群馬県前橋市笂井八日市遺跡発掘調査報告
 新潟県新潟市牡丹山諏訪神社古墳発掘調査報告

『新潟大学考古学研究室調査研究報告』16(新潟大学考古学研究室編、新潟大学人文学部発行、2016年3月)
 新潟県南魚沼市飯綱山27号墳出土ガラス玉の化学分析
 栃木県宇都宮市権現山遺跡第4次発掘調査報告
 新潟県新潟市牡丹山諏訪神社古墳第2次発掘調査報告
(以上は新潟大学人文学部考古学研究室より)

『六日町史 資料編第1巻 先史・古代・中世』(南魚沼市教育委員会刊、2016年3月)
(以上は南魚沼市郷土史編さん室より)

『にいがた地域映像アーカイブ』ほか

新潟大学人文学部界隈で、前年度末に歴史あるいは地域研究に関して以下のような雑誌が刊行されましたので、ご紹介します。

『にいがた地域映像アーカイブ』No.6 新潟大学人文学部・地域映像アーカイブセンター発行 2016年3月
 石井正巳「『北越雪譜』から民俗写真へ」
 原田健一「湊町・新潟の原風景―芸妓から見た「にいがた」」
 舩城俊太郎「勝之助兄にゃと写真」
 伊藤 守「アーカイブを活用した映像研究と教育の可能性」
 原田健一「新潟大学地域映像アーカイブデータベースと新潟県立図書館の新聞データベースの統合へ向けて」

『佐渡・越後文化交流史研究』第16号 新潟大学大学院現代社会文化研究科・新潟大学人文学部麸プロジェクト佐渡・越後の文化交流史研究発行 2016年3月
 論文 
  芳井研一「戦後体制形成期の地域自治と財政危機―新潟県六日町の事例を通して―」
  荻美津夫「佐渡の神楽、能、そして舞楽」
 報告
  堀健彦・新潟大学人文学部地理学研究室「1964年新潟地震による佐渡両津における津波被害範囲について」
 資料紹介
  池田哲夫「本間雅彦『聴取り その他1955〜1965』より「芸能・職人関係」」

『資料学研究』第13号 新潟大学現代社会文化研究科プロジェクト「大域的文化システムの再構成に関する資料学的研究」発行 2016年3月
 論文
  原 直史「文政期新潟・沼垂掛積争論からみる地域海運秩序」
  矢田俊文・村岸 純「1703年元禄関東地震における九十九里地域の被害―死亡者数と津波到達点―」
  高橋秀樹「危機にある英雄たちの諸発言〜『イーリアス』第XI書にみる強制(強請)行為〜」
 資料紹介
  橋本博文「韓国併合を象徴すると推定される古布について」

『人文科学研究』第138輯 新潟大学人文学部発行 2016年3月
(以下は歴史・地域研究関係論文のみ紹介)
 松井克浩「柏崎市の広域避難者支援と「あまやどり」の5年間」
 齋藤瑞穂「東北「遠賀川系土器」再論」
 細田あや子「古代メソポタミアの神像の口洗い儀礼」
 北村順生「地域映像アーカイブの教育活用に関する事例研究―南魚沼市実践の報告から―」
 橋本博文「考古学からみた佐渡の交流」

『資料学研究』には拙稿も収載されています。よろしくご批判ください。